株式会社八千代商事について
1957年創業した木材販売と住宅資材卸売販売業を営む会社を経営しており、八千代の名前に負けないよう末永く、人とまちの「すこやかな未来」を創ることをミッションに事業を展開しています。
主な受賞/登壇/メディア掲載
・2022年度茨城県主催「県北BCPアイデアソン」にて茨城県知事賞受賞(最優秀賞)
・日立市令和4年度ゼロカーボンアクション表彰 ・脱炭素経営の第一歩-いばらき脱炭素経営シンポジウムへの登壇
2022年度茨城県主催、県北BCPアイデアソンにて、茨城県知事賞受賞(最優秀賞)
自社の強みである茨城県産木材を活用した新たなプロダクトを開発や独自ブランドと新たな販路の確立するために、2022年7月より茨城県が主催する県北BCPのプロジェクトリーダーとして名を上げ、地元日立市を盛り上げたい住民や企業で構成する有志団体「チーム八千代商事」を発足しました。
チーム内で約半年間議論、2023年1月の最終プレゼンで事業計画書を発表し、茨城県知事賞(最優秀)を受賞いたしました。
と言っても、すんなり受賞ができたはずもなく。不安を募らせていた、約半年間。
2022年7月の初回プレゼンでは、『茨城県産木材を使ったものづくりをしたい』と掲げつつ、①直接お客さまへ商品を届けたい②茨城の資源を通じて、茨城県の魅力や豊かさを伝えたい③地域の人たちと楽しみながら、もっと関わりをもちたい、と思うがままに発表しました。実は7月に行ったプレゼンが人生初めてのプレゼンで、緊張しすぎて伝わったかどうかも分かりません。(下記がその様子です笑)
加えて多様で魅力的なメンバーがチームに集まっていただきましたが、どうやってまとめていけばいいか、さらには他のチームの魅力的なプレゼンやアイデア、ノウハウを目前にし、不安しかありませんでした。
チーム八千代商事として半年間たくさんの議論を重ねてき、私たち株式会社八千代商事の想いを一緒に汲み取っていただき、最適なアイデアや事業を磨くことができました。
そのきっかけは、日立市の森林の現状や課題を目の当たりにしたことによって、私たちの目指すべき方向性を正直にチームに共有し、価値観をすり合わせをしたことが、チームとしてまとまり始めたと思っています。
▼これまでの県北BCPのプレゼンはこちらからご覧いただけます。
日立市の森林の課題や林業、そして危機感
実際に日立市の森林を見て歩き、林業の方々のお話を聞いたところ、日立市森の手入れが遅れているという課題があるとのこと、日立市の森林や森づくりに危機感を感じました。
順調にアイデアソンを進めてきましたが、思い切って途中から方向性を変えました。反発はあるかもしれないと一瞬不安がよぎりましたが、持続的な社会を目指すべく、目の前の日立市の森づくりや課題にしっかりと取り組みたいと思い、下記の4つを定めました。
アイデアソンでやりたいこと/目標
『茨城県産の木材を使ってものづくりがしたい』
ミッション/使命
『茨城県北地域の森林を次世代に繋ぐ』
ビジョン/ありたい姿
『間伐材の関心を高め、森林循環を加速させる』
バリュー/価値観
『森を楽しみ、木と遊ぶ』
(写真は日立の森林にて)
八千代商事でやりたいこと、八千代商事じゃないとできないこと
木の間伐から、プロダクトづくり、消費者へ届けるまでの一連の流れを八千代商事が担うことで、県北の林業に新しい流れができるようにしていきたい。また、森と地域の人を繋ぐことで、県北の森へ関心をもってもらいたいと思っています。
カーボンニュートラル(二酸化炭素排出量を実質ゼロ)を目指した経営を取り組んだ姿勢を見せていきたい。
そんな想いで綴った言葉や行動から、株式会社八千代商事のコアバリューとなって形になり、さらにはこういった想いから、下記の3つのプロダクト、サービスにアイデアがまとまりました。
BCPアイデアソンで生まれた3つのプロダクト、サービス
①ネンリントーチ
茨城県北地域の間伐問題、森林の持続可能な活動を行うべく、地元の森林組合と共に、日立産、間伐材を買付し、自社で運搬から加工までを行います。
“年輪樹齢40数年の間伐材を数時間で燃やす、ロマンと、贅沢な時間を貴方へ”と、思いを込めてネンリントーチというネーミングにしました。また、東日本大震災の経験や着想を経て、このプロダクト開発に至り、燃やすだけではなく、防災等にも活用することができます。
②バシカメラ(あつまれ今橋の森)
日立市在住の今橋氏は、チーム八千代商事として約半年間議論をしてきた中で、カメラを軸とする事業、バシカメラとして独立することを決意し、自社事業として八千代商事と連携することを2023年1月のプレゼンの際に発表しました。 今橋氏のご家族が所有する高萩市の森では、アクティビティやイベントを体験することで、森と楽しむことを目指しています。
③カーボンストックファニチャー
“都市を森林の貯蔵庫に還す”をコンセプトに、排出されたCO2を吸収し、固定した森林の木材を家具にできるだけ多く利用することでCO2削減に貢献することができる家具プロダクトです。
カーボンストックファニチャーを開発した東京ガスコミュニケーションズと事業連携した八千代商事は、茨城県材の間伐材を利用し、伐採、木材調達、木材加工までを自社で行い、茨城県内全域に展開いたします。
今後の展開
今回のアイデアソンで生まれた3つのメッセージを経て、4月1日・2日にかけて開催する、日立さくらまつりに出店いたします。
当日は、“まちなかで森を楽しもう!五感で楽しむ春ピクニック”をコンセプトとした、「やちよピクニック」を開催し、県北BCPの発表でも登場した八千代商事のオリジナル商品・ネンリントーチやカーボンストックファニチャーに加え、森を感じられる空間装飾やまちを楽しむアイテムが登場する予定です。
▼やちよピクニックの詳細は下記URLよりご覧ください。
https://www.yachiyoshoji.com/post/230401yachiyopicnic
ミッション/使命
『茨城県北地域の森林を次世代に繋ぐ』
ビジョン/ありたい姿
『間伐材の関心を高め、森林循環を加速させる』
バリュー/価値観
『森を楽しみ、木と遊ぶ』
茨城県北地域の森林を次世代に繋ぐため、ミッションに共感していただいた企業や自治体の皆さまと一緒にぜひ事業展開をしていきたいと思っておりますので、ぜひご連絡お待ちしております。
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